
アウトドア企業のパタゴニア・インターナショナル・インクは、リジェネラティブ・オーガニック(RO)を指針として掲げ、農業分野における取り組みを進めている。
このたびパタゴニア日本支社が、農業と私たちの暮らし、そして故郷である地球とのつながりを学ぶ新たなプラットフォーム「リジェネラティブ・オーガニック ラーニングシリーズ」を開始。その一環として、オンライン公開講座「リジェネラティブ・オーガニック農業スクール2026」を9月から10月にかけて全4回開催する。
気候危機や食の課題を学び、行動につなげる場
気候危機・生物多様性の喪失・土壌や農地の劣化・フードシステムの脆弱性・地域コミュニティの衰退——私たちが直面する課題の多くは農業と食のあり方と深く関わっている。
一方で農業は、食料を生産するだけでなく、土壌・水・生態系・地域社会を支える重要な基盤的営みだ。こうした背景から、パタゴニア日本支社は、農業と食を通じて未来を考え、学び、実践につなげるためのプログラムとして「リジェネラティブ・オーガニック ラーニングシリーズ」を立ち上げた。
パタゴニアは、2017年に有機農業を基盤としたグローバル第三者認証「リジェネラティブ・オーガニック認証(Regenerative Organic Certified)」の制定および監督組織の創設を支援し、日本国内でも2021年からリジェネラティブ・オーガニック農業の取り組みを進めてきた。同ラーニングシリーズは、食や環境、社会システムのあり方に関心を持つ人々が、それぞれの立場から学び、気づき、行動するきっかけを生み出すことを目指す。
誰でも参加できる入門プログラム
パタゴニア日本支社は、2023年から毎年「リジェネラティブ・オーガニック カンファレンス」を開催してきた。さらに学びの裾野を広げる取り組みとして、今回始動する「リジェネラティブ・オーガニック農業スクール」は、農業や食、環境に関心のある人なら誰でも参加できる入門プログラムとして位置付けている。
市民・学生・企業・行政関係者など生産者や研究者に限らず幅広い人々を対象とした学びの場であり、今後もスクールやイベントなどを通じて、継続的に学びの機会を提供していく。
スクールの概要

「リジェネラティブ・オーガニック農業スクール2026 」は、関心のある人なら誰でも参加できる入門プログラムとして、リジェネラティブ・オーガニックを指針に食と農業・環境をめぐる課題の背景を理解し、その考え方と実践のヒントを基礎から学ぶ。
第1回は9月9日(水)開催で、内容は「地球と人類を支える農業のいま—食と農業の選択が、人類の未来を決める」。第2回は9月29日(火)開催で、内容は「土壌から考えるリジェネラティブ農業—見えない生命が、すべての基盤をつくる」。
第3回は10月14日(水)開催で、内容は「畑地から学ぶリジェネラティブ・オーガニック農業—オーガニックは、スタンダードになれる」。第4回は10月27日(火)開催で、内容は「水田から学ぶリジェネラティブ・オーガニック農業—日本の水田が、世界の解決策になる」となっており、全部で4回の構成だ。農業や食、環境の未来に関心を持つ人へ広く学びの機会を届けるため、同スクールは誰でも開かれたプログラムとして実施する。
時間帯は18:00~19:30、所要時間は各90分。申し込み者に限り、期間限定のアーカイブ共有もある。すべてオンラインで開催し、全国どこからでも無料で参加可能。パタゴニア日本支社 公式サイト内特設ページにて申し込みできる。
知ることは、行動の始まり。農業と食の未来を考えるこの機会に、参加してみては。
スクールの詳細・申込みページ:https://www.patagonia.jp/events/regenerative-organic
リジェネラティブ・オーガニックについて:https://www.patagonia.jp/regenerative-organic
(丸本チャ子)